上田 昌良 ホームページ  Masayoshi Ueda
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<流星の眼視観測>
2011年3月11日の巨大地震であった「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」から、7月5日発生の
「和歌山県北部の地震」までの間の流星の電波観測中の保存ファイルのサイズの変動をグラフにしてみ
た。
アンテナは天頂に向けており、1日に1回、はくちょう座付近の銀河が天頂にくる。そのときには銀河電波
がノイズとして受かりファイルサイズが大きくなる。その結果としてファイルサイズは日周変化を繰り返す。
規則正しい銀河ノイズ以上にファイルサイズが大きくなるのは、電離層の電子密度の濃いF層が発生し、
それが海外のTV放送などを反射し、観測地で受信するためである。
日本国内の電離層観測データは次のところで確認ができる。
http://wdc.nict.go.jp/ISDJ/index.html
それ以外にも、家庭内で使っている電気器具からのノイズも受かることがある。これらのノイズの中から
地震の前兆現象の電波を探し当てるのは容易なことではない。余程、強烈な前兆現象の電波が受から
ないかぎり流星の電波観測(HRO)中のノイズから地震の前兆現象の電波を探し当てるとこは無理である。

7月5日の「和歌山県北部の地震」の震源と私の流星の電波観測地(大阪府羽曳野市)は距離が近かっ
たので、前兆現象を期待したが全くみられなかった。受信のデータは次のとおりである。
(上田 昌良)