上田 昌良 ホームページ  Masayoshi Ueda
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観測地:大阪府羽曳野市
観測者:上田昌良


2014年5月11日〜20日の1時間ごとの流星エコー数
この流星エコー数は散在流星と群流星を合わせた全流星エコー数です。
流星の日周変化がみられる。


2014年5月24日16時JSTごろに出現が予報されている「きりん座流星群」は、日本では昼間ですので、光学観測ができず、この電波観測が有効な観測手段です。





ビデオ映像には、きりん群が映らず。ダスト・トレイルが接近し「きりん群」が出現するという予報の
あった2014年5月24日16時JSTごろは日本では昼間であった。そのため有効な光学観測はで
きないが、空はうつしておいた。
次の画像はそのころの空の様子です。特大火球が出れば昼間でも写ったが、その出現もなか
ったようで火球は写らなかった。

写っているのは、鳥の飛行の飛跡。
撮影は2014年5月24日16:09JST。


撮影は2014年5月24日17:00JST。




この図は、1日(24時間)の各時間帯ごとの流星エコー数である。流星群の活動が
なければ、毎日ほぼ同じ流星エコー数の日周変化がみられる。しかし、流星群の
活動があると活動がなかった日のエコー数より多くなる。
上の図で、16時台の21日〜23日の3日間の流星エコー数は、平均でHR=13である。
しかし、24日16時台はHR=38と多くなっており、これは「きりん群」の出現によるもの
と思われる。
同様に17時台の21日〜23日の3日間の流星エコー数は、平均でHR=11である。そ
して、24日17時台はHR=33と多くなっいる。この時間帯にあきらかに流星群の活動
があったことがわかる。









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