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流星の電波観測での出現数の速報です。ここでの流星数は、散在流星も含んだものです。
流星エコー数のグラフによると、2009年10月20日、21日、22日、23日と増加したが、この4日間の出現数は
同レベルだった。ただし、ロングエコー(継続時間が20秒以上のもの)が、10月23日に増加した。これは、
光学的に明るいオリオン座流星群の流星の出現が増えたことによる。
10月23日の状況をみても大出現は捉えていない。
2009年のオリオン座流星群は、10月20日から23日に高原状(出現数がほとんど同じ)のピークが
みられ、10月24日、25日と緩やかに出現数が減少してきた。
ロングエコーは、10月22日から24日にピークがみられ、前述の全エコー数より2日ほど遅れて、
ピークがきた。

下のグラフは、2004年と2005年、そして、2009年のオリオン座流星群の極大期付近の流星エコーの出現数
を比較したものである。出現数は、太陽黄経でしめしてある。
これをみるかぎりでは、2009年の出現は、2006年の大出現の前に戻ったと言わざるを得ない。
2009年は、2004年よりも多かったが、2005年よりも少ない出現であった。ただ、これは、1カ所でのHROの観測からの結果
である。他の観測地でも同様な結果が得られておれば心強いのだが、

下のグラフは、2006年のオリオン座流星群の突発大出現したときのものです。
オリオン座流星群が活発でないときの散在流星レベルがかなり多いことを注意
しても、圧倒的な大出現であったことがわかる。