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2008年9月のペルセウス座ε流星群(9月ペルセウス座流星群)の突発出現

+ の出現グラフは2008年9月1〜6日の各時刻の平均出現数で、群活動のなかった日でもあり、その出現数は散在流星の日周変化を表している。

□は9月9日、◎は9月10日の出現数である。- - -
はペルセウス座ε流星群の輻射点高度である。

左のグラフによると、輻射点が昇っている時間帯は、9月9日と10日の出現数が1〜6日の平均出現数より多い。その多さは、1〜6日の出現数のエラーよりも多い数であり優位な出現数であるといえる。また、ペルセウス座ε流星群の輻射点は、3時台に84°4時台で81°に達し、その時間帯に反射条件から流星エコー数が減少している。

以上から、9月9〜10日のペルセウス座ε流星群の出現を流星の電波観測(HRO)でも捉えたという結論に達した。今回の突発出現は、2日ほど続いたものであり、短時間の突発現象ではなかった。